社会人の資格取得体験談まとめ

働きながら資格を目指す人必見!いろんな資格を取得した人の体験談をまとめました。

保育補助から保育士に。試験は難しかったけど大満足

20代後半、

昨年約6年間勤めてきた保育園を退職しました。

 

ここの保育園に勤めたきっかけは、

「資格がなくても保育補助として採用実績があります」

という求人を見たから。

 

大学卒業を控え就職活動に精を出していた私は、

幼稚園教諭を目指していたけれど

求人数の少なさと給料の低さに足踏みしていました。

 

その時に、この地元保育園の求人を目にしたのです。

 

教育と保育で子どもに対する関わり方は違うかもしれないけれど、

子供の成長に関わることができる

やりがいある仕事であるという点は一緒なはず…と思い、

応募して無事に勤めることになりました。

 

就職後は、先輩方も優しく、

楽しい動機に恵まれながら、

どこか想像していた「派閥」や

「人間関係のギスギス感」を良い意味で裏切られました。

 

そんな恵まれた環境の中だからこそ、

自分が資格を持っていないもどかしさを感じることもシバシバ。

 

先輩はお帳面や保育計画、

懇親会など毎日残業して仕事を勧め、

同期は不慣れながらも先輩に教わったことを

一つずつ整理しながら数カ月後には

クラスで保育リーダーをしていました。

 

私はというと、保育補助のため、

手伝いたくてもお帳面はかけず、

保護者対応も最低限のことだけ。

 

保育リーダーをすることはなく、

一人で子どもたちの前に立つのは

絵本の読み聞かせの時くらいでした。

正直、悔しかったです。

 

なんだこれ。私は実習生かと。

 

だからこそ、絶対に資格を取って

私もみんなと同じ環境で同じ気持ちを味わってみたいと

強い意志を持ち、

保育士資格取得に挑む決意をしました。

 

当時は保育士試験は年に一度しかなく、

もし不合格だった場合は翌年まで

次のチャンスはありませんでした。

 

しかも、受験料が意外と高く、12000円程。

出費も痛く、絶対に落ちるまいと思いました。

 

しかし、就職1年目は不合格。

 

保育士試験は8科目の受験科目があり、

3年以内に8科目全部取得することが出来れば合格です。

私は1年目で6科目合格しました。

 

そして、2年目に残りの2科目取得し、保育士試験に合格しました。

 

合格を伝えた時の先輩や同期の喜んだ顔を

見られて嬉しかったのを覚えています

(その分プレッシャーもすごかったんです。笑)。

 

保育士試験、保育士資格取得して感じたこと。

 

それは、できるならば学生時代に
取得しておいた方がいいということです。

 

誰でも受験できるという利点はありますが、
実際社会人になって勉強するのはとても難しかったです。

 

試験前に最低1ヵ月の期間で…と甘く考えているといけません。

 

書店で問題集やテキストを購入して見るとわかりますが、
問題が難しく、短時間で数をこなすことが難しい。

 

ならば、時間が必要になります。

 

私は一日4時間以上、休日は6~8時間程度集中して挑みました。

 

もちろん、私は保育園で勤めていたため
子どもとの日々の実体験を通して
問題が自分の中で理解しやすくなったという実感はありました。

 

しかし、8科目。暗記力を求める科目もあり、
とにかく時間は確保すべきでした。

 

しかも、職場の人々も資格保有者の方が
業務内容に制限がないので
「保育士資格早く取ってほしい」という
本音を応援という公的的なプレッシャーの形で表現してくるのです!

 

心身ともにやられますよ、これは。

 

そのためにも、時間にゆとりがある学生時代に
(3年以内に合格できればいいのですから)、
チャレンジしてみるべきだと感じました。

 

保育士資格を取得して、盲点だったのは、

「保育士試験合格」してから、「保育士資格証」が発行されるまでが長いことでした。

 

試験合格直後に保育士資格を受け取ると思っていましたが、夏に合格した私が保育士証を受け取り、保育士になれたのは翌年の2月でした。

 

結局夏に合格しても2月まで保育士にはなれず…。

 

だからこそ学生時代に…笑

 

実際に保育士になってみて、大変なこともたくさんですが

子どもたちと過ごす日々は楽しいこともたくさんです。

 

今は、自分の家庭を持って、

保育園で一緒に過ごした子どもたちの笑顔を思い浮かべながら、

未来のわが子を想像して笑い。

 

保育士から離れていても、自分の子育ての鑑になると思い、

私は保育士資格を取得できて本当によかった。