社会人の資格取得体験談まとめ

働きながら資格を目指す人必見!いろんな資格を取得した人の体験談をまとめました。

簿記二級と宅建を取得。結局は学歴に勝る資格はない!!

私は現在フリーランスとして仕事をしている30代の男性で、

以前は住宅メーカーや電気機器メーカーで経理職として働いていました。

 

会社員時代の業務の内容は会計ソフトやエクセルを使ったデスクワークで、

毎日やる仕事、毎月やる仕事、毎四半期やる仕事、

毎年やる仕事を延々と繰り返す事務作業でした。

司書の体験記

 

そのときにお世話になった、

大学時代に取得した主な資格(簿記二級、宅建)について書こうと思います。

 

まず簿記についてですが、商工会議所が主催する民間資格で非常にメジャーな会計系の資格です。

 

日商簿記や全商簿記など色んな種類がありますが、簿記と言えば主に日商簿記のことを指します。4級から1級まであり、履歴書に書けるのは二級からと言われています。

 

難易度は1級がずば抜けて高いです。

 

ビジネスパーソンには必須の知識と言われ、商業高校生や大学生のうちに取得する方も多いです。

 

次に宅建についてですが正式名称は宅地建物取引士(旧:宅地建物取引主任者)といって、こちらも法律系資格の入門として有名な国家資格です。 一般財団法人不動産適正取引推進機構という団体が主催しています。

 

不動産の営業マンなどにとっては車の免許くらい必要不可欠な資格で、国家資格としてはそれほど高い難易度ではないのですが、あまり詳しくない人からすると、持っていると少し尊敬されます。

 

私はこれらの資格を学生時代に取得しました。 簿記の方は大学の簿記講義の単位と3級の試験に落ちしまった悔しさから、予備校に通って勉強しなおして3度目の試験で合格しました。

 

試験直後は気が抜けて休みがちになるのですが、とにかく知識が飛んでいかないように、たとえ一日5分から10分でも必ず毎日勉強するということを心がけていました。

 

簿記二級は商業簿記、工業簿記と2分野に分かれていて、商業をやると工業を忘れ、工業をやると商業を忘れていくので大変でした。

 

これはもうペンキを薄く何回も塗り直すように、上書き上書きの反復学習あるのみです。

 

ちなみに3級は持っていません。そして勉強の習慣がついたため、そのまま次の学習にと始めたのが宅建でした。

 

簿記二級取得後は1級へ進むのが順当なのですが、2級に2回落ちるほどの簿記センスのない自分が1級に手を付ければ相当の長期戦になる気がした。

 

また、会計ではなく今度は法律系の基本を押さえておきたい気持ちがあり、また宅建に合格している父親のアドバイスから宅建取得に臨みました。

 

宅建の方は父親の助けもあり運よく一回で合格し、就職活動に間に合わせることができました。

 

宅建の学習のコツは、試験に合格するということだけにフォーカスし、学習範囲が広いわりに配点が低い分野は思い切って捨て、範囲が狭く配点が高い分野(宅建業法・民法)をとにかく完璧に仕上げることです。

 

様々な分野の法律から出題されますが、分野ごとの足きりが無いため、捨てるところは0点でも構わないのです。

 

リーマンショック後の就職活動は苦労しましたが、最終的には簿記と宅建両方と関連性の高い、住宅メーカーの経理職にありつくことができました。

 

このときばかりはこの資格の勉強をしていて良かったと思いました。

 

ただ共に入社した事務系の同期たちは資格などほとんど持っておらず、簿記もせいぜい3級で宅建に至っては私しかもっていませんでした。

 

人が持っていない資格を持っている自分は偉いというより、人より余計に努力をしなければ人と同じスタートラインに立てない、飯が食えない自分の非力さと平凡さを思い知らされました。

 

その会社では仕事で簿記の知識を使うのはもちろんですが、宅建に関しては知識はほとんど不要といっていいくらいでした。

 

ただ資格手当として簿記と宅建の両方が毎月貰えたのは中々大きかったと思います(宅建は営業部門しか資格手当がつかないと入社前は思っていました)。

 

その後、転職活動をして2社目は電気機器メーカーで同じく経理の仕事をしていました。こちらは簿記の資格手当はつきませんでした。

 

もちろん畑違いの宅建は全く使いませんでした。

 

学生時代は、就職活動に向けて上記の資格以外にも様々な資格を取りました。 父親が資格取得が趣味のようで、その影響もあったと思います。

 

ですがもう何を取ったのか覚えていないくらい下らない資格ばかりで、はっきり言って時間と個人情報の無駄遣いだったと思います。

 

今でも自分が持っている資格として思いつくのは簿記と宅建くらいです。

 

その二つは教養として取得していても損はないかと思います。 資格マニアになりかけていた自分のこれまでの経験からいうと、やはり学歴に勝る資格はないと思います。

 

思いっきり勉強して良い大学に入って、大学で良い意味で思いっきり遊んだ学部卒というのが最強で、企業もそういう人材を求めていると思います。

 

資格を取るなら腹くくって難関士業を目指すか、もしくは一般常識として簿記二級くらいは持っとくか程度に考えるのが理想だと思います。

 

一番のNGは私のように小粒のよくわからない資格をたくさん集めることに時間を費やしてしまうことです。

 

つらいけど頑張る!

 

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